2011年1月1日土曜日

Skypeビデオ通話、iPod Touch(&iPhone)で試してみました。

年末にSkypeのビデオ通話が対応となったので、早速試してみました。
単純に、「FaceTimeと何が違うの?」って疑問に思っていたのですが、FaceTimeはWiFiのみ、Skypeは3GおよびWiFiの通信が可能となるので、そこだけでも差がありますね。


使用した端末はiPod TouchおよびiPhone。

回線はiPod TouchがWiFiでiPhoneは3G回線を使ってみました。


使用した感じは通話の遅延具合はあまりなく、ほぼリアルタイムに通話が出来ました。
画質は正直そこまでよくはなかったですが、通話品質はそれなりに会話できるレベルは十分にありました。

ただ、FringやTangoと比べても品質の良さは抜群でしたけどね。


ビデオ通話という観点でFaceTimeのようにWiFiの制約が無ければ、Skypeの方が使い勝手は良さそうでした。


個人的にはiPod Touchがどんどん通話に対して壁が低くなってきたので、本当に面白い時代になってきましたね。


ただ、ビデオ通話って、どこまで需要あるのか正直解っていません・・・今回、私はテストで色々と試しているので、使ってますが皆さんはどうなんでしょうか。

2010年12月31日金曜日

2010年を振り返り



2010年を振り返り、今年は本当にスマートフォン普及元年として、ガジェット好きにはたまらない1年だったと思います。

まだスマホを持って1年足らずですが、一瞬でその魅力に引き込まれ、好きが高じてはじめたこのブログは、まだたったの1ヶ月半程度でしか無いですが、つたない文章に2600PVも見ていただくという自分としては意外過ぎる結果に驚いています。


コンテンツのテーマが良かったというのもありますが、TwitterやFacebook、Mixi、はてなブックマークなど改めて口コミの広がり方の速さにも時代を感じるものがありました。


この1ヶ月半で、好きなことをただ書いて来ただけですが、こういう改めて気づきを頂ける事にも感謝したいです。


今年はこの他にも、Ustreamなどの動画配信サービスもメディアに変革をもたらすことになりました。
メディアコンテンツが本当に熱かったですね。

私としても、何度かUstはチャレンジしたのですが、個人のコンテンツとしては生放送で行う意味があまり見出せなかった事もあり、残念ながら今はあまり触っていません。

私のコンテンツは読んで頂ければ解りますが、ブログの方が性に合っているといいますかブログの方が色々と検証した結果や経緯を細かく読んでもらえるのと、リアルタイムの動きがあまり無いのでそちらを選んでいるということになります。

ただ、Ustやニコ生などのメディアコンテンツには興味はありますから、自分でいけると思ったコンテンツを持った暁にはチャレンジしてはみたいです。



さて、話しは変わりまして来年の話しですが、2011年はスマホに加えて更にタブレット端末がスピードを増して、「大きなスマホ」から枝分かれして使い勝手も色々と変わってくるのではないかと思います。まだまだ、モバイルは目が離せませんね。

これに加えて、更にWiFi環境もインフラが整備され、VoIPアプリで電話をする事が当たり前の時代になっていくのかなと思います。



このブログでもVoIPアプリについては、色々と取り上げていますが来年も引き続き面白い検証が出来ればと思っております。
また、全然別でもデジタルガジェット絡みの面白いテーマはどんどん取り上げていきたいですね。



モバイルとは全く別ですが、本業の方が忙しいのもあるので、更新が深夜に及ぶこともあるでしょうが、来年も引き続き「雲庭」を宜しくお願い致します。

2010年12月29日水曜日

あなたの家庭の無線LAN環境、安全ですか?



近頃は、iPhoneやAndroid端末の普及により、家庭内における無線LANの環境もかなりの勢いで普及しているとは思います。

その無線LAN環境についてですが、暗号化、セキュリティ対策などは施しているでしょうか?
「かんたん設定」なんかで一発セットアップをしたままの状態だとパケットが傍受される危険性にさらされている可能性がありますよ?


セキュリティの技術にはいくつか存在しており、代表的なもので言いますと、
・WEP(Wired Equivalent Privacy
・WPA(Wi-Fi Protected Access
・WPA2(Wi-Fi Protected Access2
・TKIP(Temporal Key Integrity Protocol)・AES(Advanced Encryption Standard

の5つが存在し、上記の組合せにより、セキュリティ機能を実現します。


一般的にこの中で「WPA2(AES)」という組合せについては、セキュリティが高いとされていますが、いわゆる「かんたん設定」などで実現される方式は上記の中で最もセキュリティの甘い「WEP」という方式が設定されています。


「一応セキュリティ施してるんだから大丈夫でしょう」なんて言ってたら甘いです。

実はWEPについては、 ネットワーク系の雑誌のおまけに添付されるようなCDに「WEPキー解析ツール」と題して配布されているくらい一般的に解析が容易に行える暗号化方式なので、少しかじった事のある人間なら誰でも数分で解析可能な程度の技術です。

これ例えば、自転車に前輪だけ装着している鍵だけで走っているようなものです。場所が場所ならあっという間に盗まれますよね?w



解析されてしまうと、パケットキャプチャソフトなどで、ネットワークの送受信情報を傍受できるので、例えばメールやメッセージを送信したときでも、どういった内容が送信されたかなどの情報が丸見えとなってしまうので、非常に危険な状態に晒されてしまいます。


こういう危険を回避するためにも、無線LAN環境のセキュリティについては、多少面倒でもしっかりした方式を採用すべきだと思います。

まずは、自宅に設置しているルータの設定を確認して、「WEP」の場合は「WPA2(AES)」に変更しましょう。また、共有キーについては、「20桁以上」が推奨値なので面倒でも20桁以上でかつ英数字記号の組合せを最低3種混合はさせて設定しましょう。


これで完璧!
とは残念ながら言えませんが、それに近づけるようにする事も重要ですので、自分の情報やデータを守るために無線LANのセキュリティは強固にしておきましょう。


ちなみに、補足ですが、フリーアクセスの公衆無線LANなどは、セキュリティが甘めになっていますので、ご使用の際は、細心の注意を払って利用しましょう。

2010年12月28日火曜日

人気無料VoIPアプリ(iPhone、Android)を比較【一部修正あり】

これまでiOSおよびAndroidに対応する無料のVoIPアプリをテストしてきたので、今回は私の独断と偏見で比較表を作成してみました。

今回比較の対象となるアプリは「Skype」「Tango」「fring」「Viber」の4つ。


それぞれのカテゴリとして「登録手順の手軽さ」「操作性」「デザイン」「プロセス常駐要否」「メッセージ機能」「ビデオ通話」「音声品質」と対応OSを一覧化してみました。
※2010.12.31 Skypeのビデオ通話を修正しました。






説明をあえてしておきますと、◎は非常に良い、○は良い、△がイマイチ、×は全然ダメor機能なし、となります。

以下、各アプリについての説明になります。

【Skype】
まず、Skypeからですが、登録手順の手軽さに△が付いていますが、これはau以外のAndroidに限っての部分なのでどちらかというとインストールまでの手順に近いものはあります。他のものは○なのですが、全ての端末の対応状況を踏まえて、あえて△を付けています。

ビデオ通話については現在機能は無いですがコチラの記事により対応がされる事を示唆する内容がありましたので、括弧書きさせて頂きました。

ちなみにプロセスは常駐させてログイン状態を保たないとイマイチ使えないという事が解っており、電池消耗が激しいことが欠点ですが、音声品質については、実際かなり良かったです。

[2010.12.31修正]
SkypeのiPhone/iPod touchにビデオ通話が可能となったので△に修正しました。




【Tango】
次にTangoですが、これが最も標準的といいますか、突出する部分が無いというのがある意味特徴なのかもしれません。

メッセージ機能がイマイチ使いにくかった事と、音声品質がイマイチだったです。

 ただし、プロセスを常駐させる必要が無いので、インストールして登録さえしていれば、プロセスを落としている状態でも着信を受けることが出来ました。

ビデオチャットについては、画像が荒かったですが、Android端末とiPhone間でのやり取りも可能でした。


【fring】
次にfringですが、個人的に最もデザイン性に優れているというかPOPな感じが個人的には気に入ってます。機能については、メッセージのやり取りもやりやすいですし、通話やビデオチャットも品質悪いですが一応出来ます。

クォリティとしてはTangoくらいの音声品質でした。

こちらの欠点としては、Skypeと同様にプロセスを上げておかないと反応できなかったことです。


【Viber】
最後にViberですが、まず、登録までの手順についてはiPod Touchが非常に面倒でした。
 あと、海外SMSが届いたり届かなかったり、よく解らない現象が起きて色々と問題があったので、×を付けています。

しかし、登録できれば、プロセスを常駐することなく、プッシュ通知で着信するので、入れておくだけで、Viber同士は気にせず無料通話が楽しめることが最大のメリットですね。

Android他、スマートフォンOSの対応予定も入っているのもあり、SMS機能も将来的に搭載されることが予定されているので、キャリア間OS間で気にせず通話が出来るというのは楽しみです。


ただ、こちらは現在、色々とセキュリティ面で指摘を受けていることもあり、それを嫌う人であれば、利用を控えるという選択もあると思います。ただし、早急に改善する動きもあるので、期待したいですね。

個人的には一番期待しているアプリです。





今回は、4つのVoIPアプリについて比較してみましたが、少しは参考になったでしょうか。
この比較表を見てアプリ導入の参考になれたなら、幸いです。

今後も VoIPアプリについては色々と改善が施されたり新しいものが生まれたりすると思いますので、随時紹介していきたいと思います。

2010年12月27日月曜日

DocomoのAndroid端末(およびiPod Touch)で「Skype」を使ってみる


VoIPアプリではほぼ知らない人は居ないと言っても過言では無い「Skype」ですが、auがご贔屓な関係にあるので、残念ながら、DocomoのAndroid端末に対してはあまり優しく無かったりします。

 
しかし実はそのSkypeを使用する方法があります。

Deap Peaceさんのブログ記事にてXperiaに対してSkypeをインストールする方法があります。


今回はこの記事を元にインストールをして、通話の品質テストを実施しました。

使うのは毎回同じな感じですが、iPod Touch、Xperiaです。別の端末としてはIS03ユーザーの方にご協力頂きました。通話環境はWiFiです。


まず、iPod Tcochについては、インストールも普通にAppStoreを使用すれば可能なので、そのままインストール。IDを取得して、使用可能の状態にしてあります。

iPod Touchを常駐させた状態で、Docomo回線のAndroid端末(Xperia)に入れたSkypeとの通話については問題なく通話が可能でした。

また、音声品質ですが、なんとなく荒れる時がありますが、「fring」や「Tango」の時のような雑音多めの感じではなく、割とクリア。さすがはP2P方式のVoIPアプリだなという感じはしました。

次にXpriaとIS03ですが、これも通話については、そこまでの問題は無かったです。音声品質もまぁまぁ普通に会話できるくらいのクォリティはありました。
ただし、コンタクトリストに登録しておかないと連絡が出来ないというのがあり、割と面倒な作業が必要だと感じました。

iPod Touch(iPhone)もAndroid端末もそうですが、Skypeとの連絡については、ログイン状態を保たせておいて、常駐させておかないと急な連絡に対応出来ないというのもあり、その辺は「Viber」に分があるという感じです。
やはり話題にもある「電池消費量」というのも気になるところですからね。

音声品質についての結果は以下のとおりですね。あくまで個人的な感想です。
iPod Touch⇔Android端末:○
Android端末⇔Android端末:○


また、使用した漢字だとUIは割とまともでしたが、相手をコンタクトリストに入れておかないと連絡できない、常駐させておかないといけないというところは△ですね・・・。
あと、やはりauライクな感じは否めない気はしますね。auはSkype同士ならau回線で無料通話が可能というのもありますしね。音声品質はさらに向上するというのが解りますし。


以上の結果になりますが、Android端末とiPhone、iPod Touchとの無料通話、キャリアやOS間を越えた通話品質という観点はほぼViberとの戦いになりますね。

これから、ViberもAndroidへの対応が行われる予定になっているので、Skypeとの戦いも激化すると思われますので、非常に楽しみな事です。

こうやって、色んなテクノロジーが世に出回ってサービスとなるのは非常に楽しいですね。今後も目が離せません。

2010年12月26日日曜日

「fring」をiPod Touchに入れてメッセージ送受信および通話のテスト


最近はiPod Touchに色々とVoIPやIMのアプリを入れて、相互で色んな端末と使用感の検証を行うことにハマっているのですが、今回は通話もできるという「fring」の検証をしてみました。


検証機としては私が持っているiPod TouchとXperia、あとはお借りしてiPhoneです。
アプリの見てくれなんかは、どのアプリよりもPOPな感じで仕上がっていますね。
IMとしては非常に使い勝手が良いです。

また、登録の手順についても、すぐに登録が出来るのでこのあたりも非常に評価出来ます。


ただし、iPod Touch上で、常駐させていないと相手からメッセージを投げても反応しないということが解りました。このあたりは、使い勝手の面でちょっとイマイチかなと。

同じIMアプリであれば、「pingchat」は常駐無しからプッシュで送信されくるので、便利でした。


次に通話ですが、これは「Tango」と同様に、サーバーを経由している分、音声品質と速度両方で悪かったです。一応使えるというレベルですね。ビデオ通話の品質についても、同じ程度ですね。
このテストについてはiPod TouchとiPhone、Android端末で双方向に実施しましたが、同じです。


「無料」という枠で考えると、かなり使いやすいとは言えますが、「Skype」「Viber」の音声品質や「Pingchat」のようなメッセージ送受信の便利さからすると、「Tango」と同様の位置付けになりますね。



私的には、デザインは好きなんですよね・・・ホントに。